ラブリーボーン

Lovely Bones
by
Alice Sebold

ドラマ・ファンタジー
  これは私が天国へ行ってからのお話。私はスージー・サーモン14歳で殺された。でもまだ、事件は解決していない。崩壊していく家族に私の声は届くのか?ピーター・ジャクソン監督、ステーブン・スピルバーグ製作で贈る2010年1月29日公開映画。

ラブリーボーンポスター ↑ /
The Lovely Bones
↑ペーパーバック
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  The Lovely Bones↑オーディオブック Unabridged The Lovely Bones 1664円は安い!

ラブリーボーン 
by アリス・シーボルト

アリス・シーボルトのデビュー小説は、やりきれないほど切なく美しい魂と家族の再生の物語。全米で1000万部のベストセラー。

邦訳はヴィレッジブックスから。

 ラブリーボーン (ヴィレッジブックス)↑ 文庫 ラブリーボーン (ヴィレッジブックス)
 /  ラブリーボーン (ヴィレッジブックス)↑ 単行本 ラブリーボーン (ヴィレッジブックス)
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ラブリーボーンのあらすじ

私の姓はサーモンだった、まるでお魚みたい。名はスージー。1973年12月6日に殺された時、私は14歳だった。殺人鬼は近所の男だった。お母さんは彼の花壇が好きで、お父さんは一度、彼と肥料について議論したことがあった。
今、私は天国から話している。ここにはめずらしいブランコがある学校の遊び場みたいで、新しく入ってきた人のためにカウンセラーもいて、同じ部屋に友達までいる。天国ではスージーの欲しいものは考えた瞬間に出現する。でも、地上で愛する人々と一緒に過ごすという彼女の一番の願いだけは、叶うことはない。
私のいる天国から見ると、スージーの幸せそうな、田舎ぽい家族が私の死によって崩壊していく様子、孤立した家族一人一人が無惨な死から生まれた苦悩を自分たちで乗り越えようとしていく様子が見える。月日が過ぎていく中で、友達や兄弟が成長し、恋をし、私ができなかった多くのことをやっていく。
でも、人生は、まだスージーと家族を見放したわけじゃないらしい...

映画「ラブリーボーン(2010)」

映画「ラブリーボーン」

私の名前はスージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)。今は天国にいる。私は幸せな家族と暮らしていたのに14歳で何者かに殺された。私は天国にやってきたけれど、家族は私の死に打ちのめされた。その様子をスーザンは天国から見守り、決して届かない声を家族にかけ続けていた……。
2010年1月29日から日本公開。映画「ラブリーボーン」ピーター・ジャクソン監督、ステーブン・スピルバーグ製作。シアーシャ・ローナン主演、マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドンの豪華キャスト。
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映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)」

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)」
第一次世界大戦の勝利に浮かれるのアメリカのニューオリンズの事業家バトン家に、不思議な赤ん坊が生まれ落ちる。妻の命と引き換えに残されたしわだらけの赤ん坊を父親は憎悪し、老人ホームの前に18ドルとともに置き去りにする。この赤ん坊はベンジャミンという名をもらい、黒人ソーシャルワーカーのクインの愛情に守られて、80歳の赤ん坊として生き延びることになる。不思議なことにベンジャミンは歳を重ねるたびに若返っていくのだった。作家F.スコット・フィッツジェラルドの大人の寓話を原作に、『セブン』のアカデミー賞受賞監督デビッド・フィンチャーが映像化。ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが共演。アカデミー賞13部門ノミネート。およそ3時間の大作です。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 特別版(2枚組) [DVD]
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 (2枚組) [Blu-ray]
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アリス・シーボルト Official Site

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ラブリーボーンの感想

この本も死んだスージーが語るお話です。ストーリーはシリアスタッチ。最初から主人公が殺されて、とてもかわいそうです。このお話のほとんどは主人公の残された家族や友人の話です。1973年からのことなので、少し時代遅れだな、と思うこともありますが、ストーリーがきれいに流れていく物語でした。大事な人が亡くなると失った家族にどんなに影響があるか、心からわかる本だと思いました。