ベンジャミン・バトン 数奇な人生

The Curious Case of Benjamin Button
by
F. Scott Fitzgerald

文芸・小説
老人として生まれ、若者へと時間を逆行して生きるベンジャミン・バトン。しかしその心は同世代の人間と変わらず、青春時代の苦悩や恋愛や結婚を経験し、戦争などの逆境に果敢に挑んでいく。不思議な人生を歩みつづける彼を、最後に待つものは…。デビッド・フィンチャー監督ブラッド・ピット、ケイト・ウィンストン主演で映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」の原作。

The Curious Case of Benjamin Button
↑ペーパーバック 64 Pages
 /  The Curious Case of Benjamin Button
↑ペーパーバック Story to Screenplay 224Pages

The Curious Case of Benjamin Button
↑ペーパーバック 176Pages

ベンジャミン・バトン 数奇な人生 
by F.スコット・フィッツジェラルド

ブラッド・ピット主演×デビッド・フィンチャー監督の同名映画原作。老人の姿で生まれ、若返っていった男の、哀しくも美しい物語。フィッツジェラルドによる永遠の名作。 「人生は夢であると感じることはないだろうか。どんなに幸福な瞬間でも、過ぎ去ってしまえばもう、本当にあったのかどうかさえわからない。写真を見ても、ただぼんやりとした記憶が残っているだけだ。そして、F・スコット・フィッツジェラルドぐらいそうした感覚に取り憑かれ続けた作家もいないだろう。」

邦訳はイースト・プレス、角川文庫で。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生
↑ ベンジャミン・バトン 数奇な人生 特別版(2枚組) [DVD]
 / ベンジャミン・バトン 数奇な人生
↑ 単行本 (イースト・プレス)
 /  ベンジャミン・バトン 数奇な人生
↑ 文庫 (角川文庫)
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生のあらすじ

ブラッド・ピット主演×デビッド・フィンチャー監督の同名映画原作。老人の姿で生まれ、若返っていった男の、哀しくも美しい物語。 「人生は夢であると感じることはないだろうか。どんなに幸福な瞬間でも、過ぎ去ってしまえばもう、本当にあったのかどうかさえわからない。写真を見ても、ただぼんやりとした記憶が残っているだけだ。そして、F・スコット・フィッツジェラルドぐらいそうした感覚に取り憑かれ続けた作家もいないだろう。」――

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)」

映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)」

第一次世界大戦の勝利に浮かれるのアメリカのニューオリンズの事業家バトン家に、不思議な赤ん坊が生まれ落ちる。妻の命と引き換えに残されたしわだらけの赤ん坊を父親は憎悪し、老人ホームの前に18ドルとともに置き去りにする。この赤ん坊はベンジャミンという名をもらい、黒人ソーシャルワーカーのクインの愛情に守られて、80歳の赤ん坊として生き延びることになる。不思議なことにベンジャミンは歳を重ねるたびに若返っていくのだった。作家F.スコット・フィッツジェラルドの大人の寓話を原作に、『セブン』のアカデミー賞受賞監督デビッド・フィンチャーが映像化。ブラッド・ピットとケイト・ブランシェットが共演。アカデミー賞13部門ノミネート。およそ3時間の大作です。
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 特別版(2枚組) [DVD]
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映画「タイタニック(1997)」


映画「タイタニック(1997)」
1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の娘(ローズケイト・ウィンスレット)は船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え強い絆で結ばれていく2人。しかし不沈を誇っていた豪華客船は皮肉な運命に見舞われる……。

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F.スコット・フィッツジェラルドの紹介

F.スコット・フィッツジェラルドの紹介F.スコット・フィッツジェラルドのWikipediaへはこちら

ベンジャミン・バトン 数奇な人生の感想

遅ればせながら、映画を見てきました。アメリカ南部の美しい町ニューオリンズを舞台に、リッチなテイストの素晴らしい映像でつづる映画でした。おじいさんから年齢を逆行して若返っていく主人公ベンジャミン・バトンを演じるブラッド・ピットが必見。この人、20歳だったっけと思わせる驚きが新鮮。6つ年下の女性を演じるケイト・ブランシェットは、どんどん老けていくのが対照的に悲しい。フォレスト・ガンプをほうふつとさせるベンジャミンの人生遍歴のシーンでは、生きていることはこんなに味わい深いと改めて感じさせてもらえます。この大人の寓話の世界にどっぷり浸かって楽しみたい。監督のデビッド・フィンチが「同業者の仲間に自慢できる映画ができた」と胸を張ったのがうなずける出来栄えでした。アカデミー作品賞は逃しましたが、本来なら歴史に残るのはこの映画だったような気がします。この名作は、ビデオではきっと評判になるでしょう。(P)