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ベンジャミン・バトン
Title:

Perfume : The Story of Murderer
Das Parfum. Sonderausgabe. Die Geschichte eines Moerders

題名:

香水 ある人殺しの物語

映画名:

パフューム ある人殺しの物語

Author:

Patrick Suskind

著者:

パトリック・ジュースキント

訳者:

池内 紀

おすすめ度: ☆☆☆☆☆ 英語難易度: ☆☆☆☆☆
ジャンル: 奇譚 成長度: 2006.12 翻訳 文庫で刊行
2007.09.07 DVD 発売予定
   
著者要約:

逆境を生き抜く者、天才、調香師、殺人者:これがジャン=バティスト・グルヌイユ。 幼い頃、汚い通りに置き去りにされた彼。しかし彼は成長し、自分が驚くべき才能の持ち主だと自覚する。グルヌイユは人間とは思えない鋭い嗅覚を持っていたのだ。彼は間もなくパリで最も崇高な香りを作りだすようになる。しかしどうしても手に入れることができない匂いがあった。夢のような美しい匂い:若い処女の香り。彼がこれを手に入れるには、人を殺して、殺して、殺しまくるしかない。

コメント1:

おぞましいけどすばらしい!!こんな本読んだことがありません!!なんとも冷酷で自己中心的なグルヌイユから目が離せません。「頭脳的に天才な人が主人公」という本は珍しくはないですが、嗅覚が誰よりも優れている天才は初めてです。匂いというものを言葉で表現するのはとても難しいとことです。でもジュースキントの表現は本を読んでいても匂いがしてくるくらい上手です。キャラクターの描写も抜群です。でもこの本の一番の魅力はなんといっても先が読めないストーリー展開だと思います。最後の方はカオスで、どうしても読んでしまいます。エンディングは絶対に予想できないと思います。

コメント2:

トム・ティクヴァ監督で映画化。2007年3月3日、全国ロードショー公開。主演のベン・ウィショーが汚れ役を品よく演じている。映画を見ているのにパリ裏町のにおいまで感じてしまう演出と最後まで尽きない不思議な世界の緊張感は見事。中世の絵画を映像化してしまったクライマックスは驚きます。



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逆境を生き抜く者、天才、調香師、殺人者――それがジャン=バティスト・グルヌイユだ。パリの薄汚れた路上に捨てられた孤児のグルヌイユは、やがて稀有の才能を持っていることに気づく。そして…。 トム・ティクヴァ監督で映画化。2007年3月3日、全国ロードショー公開。

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