ノウイング

Knowing
by
Daglas Pearson

SF・ヒューマンドラマ
  アイ.ロボットのアレックス・プロヤス監督が驚愕の終末を描いた超大作を完全ノベライズ。 大ヒット映画「ノウイング」2009年公開作品。

ノウイング 文庫メディアファクトリー
↑ノウイング 文庫メディアファクトリー

ノウイング 
by ライン・ダグラス・ピアーソン

9歳のケイレブは、50年前のタイムカプセルから1枚のメモを持ち帰る。宇宙物理学教授の父ジョンは、メモに羅列する数列が過去に起きた大惨事の日付、場所、犠牲者数を示していることに気づく。数列が予言したこと―それは、地球の消滅だった。

ノウイング ↑ノウイング (ニコラス・ケイジ 主演) [DVD] ノウイング ↑ノウイング [Blu-ray]

ノウイングのあらすじ

50年前のボストン近郊の田舎町で少女ルシンダには不思議な囁きが聞こえ、この幻聴に悩まされていた。開校記念日の行事にタイムカプセルを残すアイディアを出し、彼女は頭の詰まっていた数字の列をページいっぱいに書き残す。50年後の現代、MITの宇宙物理学者ジョンの難聴の一人息子ケイレブがこの手紙を受け取る。その時からケイレブにも囁き声が聞こえはじめ、見知らぬ影が彼の前に現れるようになる。ふとジョンはその手紙の中に2001年9月14日2996人死亡に結びつく数字の列を見つける。調査の結果、すべての数字がこの50年間の大災害を予言したものだった。残る数字は3組。ジョンは事の重大さに気づき、これを阻止しようとするが?さらに予言された人類消滅というXデーと地球の運命を前にジョンは何ができるのか?

映画「ノウイング(2009)」

映画「ノウイング(2009)」

地球上で起こるすべての大惨事が偶然でないとしたら...
50年前に埋められたタイムカプセルから、難聴の少年ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)は数字連なって書かれた1枚の紙を手にする。その紙は50年前に囁きが聞こえる少女が何かに取り憑かれたように一心不乱に書き綴ったものだった。    ケイレブの父ジョン(ニコラス・ケイジ)は、MITの宇宙物理学者だったが過去の大事故で妻を失った心の傷がいやされぬまま、デリケートな息子に常に気を使っていた。ジョンはこの不思議な紙の数字がこの50年間の大惨事とその死亡者の数を示している予言の数字であることに気付く。ジョンは、残る3組の数字が今後の災害の予言と信じ、それを阻止しようとするが…。人類の消滅のXデーは確実に近づいていた。 監督:アレックス・プロヤス 、出演: ニコラス・ケイジ(ジョン)、チャンドラー・カンタベリー(ケイレブ) この映画の情報はこちら

映画「地球の静止する日(2008)」

映画「007 カジノロワイアル(2006)」 暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブル・オー)”の地位に昇格し,最初の任務で,世界中のテロリストの資金運用をしているル・シッフルという男の存在を突き止める。高額賭け金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため,モンテネグロに向かうボンドの前に,国家予算である賭け金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる…。
この映画の紹介とトレーラーはこちら CASINO ROYALE (DVD)スペシャルエディションはこちら      007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション (2枚組) [Blu-ray]はこちら

映画「恐怖の報酬(1953)」

映画「恐怖の報酬(1953)」
原作は、油田で発生した大火災を消火するため、ニトログリセリンを運ぶ4人の男を描いたサスペンス。危険物運搬をテーマにした映画の原点となった。このリメイク作品も1977年にベルリン国際映画祭で各賞を受賞。“LOVE!シネマ2500 第3弾”。
この映画の紹介はこちら 恐怖の報酬[DVD]500円 はこちら

アレックス・プロヤスの紹介

アレックス・プロヤスの紹介アレックス・プロヤス監督の紹介サイトへはこちら

ノウイングの感想

いろいろな場面やテーマに共感できる盛りだくさんな内容の映画です。出だしは、とても静かにしかしミステリアス。難聴のケイレブが主人公のせいか、思いきり聞き耳をたてて映画を見てしまいます。圧巻なのは、40分を過ぎたあたりからのパニックシーン。航空機が目の前に落ちてきたり、地下鉄が脱線して突っ込んできたり、見ている観客も大事故の現場の目撃者させられてします。とても正視できないトラウマになりそうなシーンも描かれています(そういう意味では、PG-13小学生には勧められない)。この後は、謎解きミステリーになり、SFになり、家族愛のドラマにつながっていきます。観客は人類の繁栄なんて自然のパワーの前にはなんて脆いものかをいやというほど感じさせられます。映画館で見よう。(P)