バーティカル・リミットのあらすじ
自分と妹のため父の命を犠牲にした登山事故から立ち直れないピーター(クリス・オドネル)。一方、妹のアニー(ロビン・タニー)は、父の夢を継ぎK2の登頂を挑む。だが、アニーは絶対絶命のピンチに。アニーを救うため、ピーターは再び過酷な山に入る。
3年前、ロッククライミングの途中で事故に遭い、自分たち兄妹の命を救うために、自分の命綱を切って死んだ父親。その記憶に悩み続ける写真家ピーターは、妹アニーの属するK2登頂チームが雪崩で遭難したことを知り、チームを組んで救助に向かう。
想像を絶する大自然の猛威による、救助隊の危機また危機の連続を、CGを駆使して描いたレスキューアクション大作である。監督は『マスク・オブ・ゾロ』のマーティン・キャンベル。救助にニトログリセリンを用いるという設定などから、雪山版『恐怖の報酬』ともいえるテイストも味わえる。かつてその山で遭難した妻の亡骸を捜すべく山に住みつき、救助隊に協力することになる風変わりな男を、スコット・グレンが好演する。(的田也寸志)
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暗殺の仕事を2度成功させたジェームズ・ボンドは“00(ダブル・オー)”の地位に昇格し,最初の任務で,世界中のテロリストの資金運用をしているル・シッフルという男の存在を突き止める。高額賭け金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため,モンテネグロに向かうボンドの前に,国家予算である賭け金1500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美貌の女性ヴェスパー・リンドが現れる…。
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原作は、油田で発生した大火災を消火するため、ニトログリセリンを運ぶ4人の男を描いたサスペンス。危険物運搬をテーマにした映画の原点となった。このリメイク作品も1977年にベルリン国際映画祭で各賞を受賞。“LOVE!シネマ2500 第3弾”。
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バーティカル・リミットの感想
文句なく楽しめるアクション映画。出だしから、最後までハラハラするシーンが随所にちりばめられ、世界で2番目に高い冬のK2の美しい背景にも見とれてしまいます。脚本も山登りたちのやりとりが生き生きと描かれ、気の利いたセリフもいけます。
役者は、主役よりも脇役が光ってます。妻を失い隠遁生活を送る登山家を演じるスコット・グレンが渋い。この人、「羊たちの沈黙」でFBIの上司を演じた人ですが、まったく、違う印象です。その他は、女優たちのパニックになった時の顔のクローズアップが印象的。遭難してしまう登山家で妹役のロビン・タニー、救助隊の紅一点イザベラ・スコルプコのクローズアップに、見ている方も、息苦しくなってしまう。私は何回見ても、楽しめます。音楽も景色もいいので、ブルーレイで持っていてもいいかも。